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去年の7月に、イスラエルより苗木を40品種ほど輸入したのですが、検疫の際の管理のされ方が非常に悪く、植え込んでも枯れてしまった苗木が多数出てしまったので、補償として、今回新たにまた同じ品種約40品種を送っていただきました!
朝一で事務所に。
もう届いていました!
今回はダンボールで来ていますね。去年は発泡スチロールの箱に入れられていたため、密閉され、蒸れてしまっていましたが、これなら大丈夫そうです。
そして今回は、前回入ってきたもののうち、枯れてしまった品種が多めに入ってきています。なので、品種によって、数にばらつきがあります。
早速開けてみます。
苗は全て、湿った布に包まれて送られて来ています。
これも、昨年失敗した経験からの改善点ですね。
中身を出して、トレイに分けていきます。
品種は、カラーテープによるタグにて、分けられているようです。
ここが肝心です。この段階、一番最初が間違っていたら、後々大変なことになってしまうため、慎重にかつ厳重に確認を行います。
送られてきた品種のリストと、付いているタグと、苗木の数を照らし合わせて、ミスのないように品種名を割り振っていきます。
オヒブランカ(本物)
ゴルダル セビラナ(本物)
マニアにはたまらない 「ピッゼ カローガ」
特大の実をならせる、同じくマニアにはたまらない「アミグダロリア」
(読み方あってるのか怪しいところですが…笑)
そして、一つずつ丁寧に植えていきます。
中にはこんな根っこの少ないものも。
「これ、大丈夫か…?」
ってなりますが、このくらい太ければ何の問題もなく根っこは着きます。
去年は入ってこなかった新しい品種も入ってきました。
セビラノ オーストラリア
この品種は、セビラノと名は付いていますが、「ゴルダル セビラナ」とはまったく別の品種です。
輸入元の生産者の話では、オーストラリアにて、「セビラノ」の名で流通している品種だそうですが…。
葉や枝の特徴などが、日本に多数出回っている「セビラノ」と酷似しています。
おそらく同品種でしょう。
ジャンボカラマタやブラックイタリアンなど、適当に名前をつけるオーストラリアですから、この品種も「実が大きい」という理由で、「セビラノ」と適当に名付けたのではないかと推測できます。
さて、
植え終わったものは、品種ごとに並べて、遮光ネットをして育てます。
3箱しかなかったものの、並べてみると、結構数がありますね。まだ作業中ですから、これからまだどんどん増えます。
この苗が大きく育って、そこから挿し木をして、それをまた大きく育てるわけですから、時間がかかるわけです。
ですが、輸入した段階である程度たくさん入ってきましたから、この苗を売ることはできます。
親木としてとっておくのは数本だけでいいわけですから、残りは全て売ることができます。
ですから、早ければ3年後には、完成品として売ることができるものも出てくるのではないでしょうか。
もちろん、数には限りがありますから、これらを全部売ってしまったら、次の苗がまた出荷できるのは当分先、ということになるのですが…
出荷が待ち遠しいですね!!
実がなるのも今から楽しみです!!