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小倉園のある、地元板倉町にて、群馬オペラアカデミー「農楽塾」の春合宿が5月1~5日の日程で行われました。
農楽塾とは、声楽のプロや、その伴奏者を本気で目指す方々のためのアカデミーです。
毎年行っていて、その講師陣がとにかくすごいのです…!!
中でも、中嶋彰子さんという、それはもう、とんでもなくすごい人がこのアカデミーを発案、企画しています…!!!
どのくらいすごいかというと、
毎年正月に、NHKのニューイヤーオペラコンサートがテレビでやってるじゃないですか!
えっ、ご存じない?
…やってるんですよ!
で、そのコンサートの、
「主演ソプラノ」を務めてしまうくらい、凄いお方です!!!
※NHKさんのHPから拝借
https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=531
もはや、世界をまたにかけて活躍されているプロのオペラ歌手さんです。
中嶋彰子さんのプロフィールはこちら↓
http://amati-tokyo.com/artist/nakajima-akiko.html
((えっっ、めちゃめちゃ凄い人じゃん。じゃあなんでそんな凄いお方がこんな辺鄙な田舎町に...??))
と思われる方も数多くいらっしゃると思います。
なぜかと言うとですね…
じつは、
なんと中嶋彰子さんのお母様のご実家が、小倉園の所在地と同じく、群馬県は板倉町にあるのです!!!
そんな関係で、毎年板倉町では、中嶋彰子さんが総指揮をとって、世界トップクラスの超豪華な講師陣たちによる、音楽家の卵を育成させるためのレッスンと、それに付随したオペラコンサートを開催しております!!
(※ここだけの話ですが、「板倉町」は、この『農楽塾』の活動に “非”協力的 なのです…。私個人といたしましては、是非とも板倉町さんには、この大変素晴らしい企画に協力的になっていただきたいものなのですが…こればっかりは私個人の力ではどうしようもできませんね...)
じつは、当園代表もその秋のオペラコンサートに“エキストラ”として、昨年、一昨年と2回出演しております!!
昨年はなんと、
オペラコンサートの舞台で自慢のトランペットまで披露してしまいました...
オペラなのにトランペット!!!
なんともずうずうし...いや、素晴らしいご縁に恵まれたものです。
本当にうらやま...ゴホン!なんでもありません笑
そして今年の春も、そんなレッスンを受けた素晴らしい生徒さんたちの発表会が行われました!
しかもこれ、いつからやっているのかはわかりませんが、聴きに来ていただいたお客さん一人一人に、それぞれ1位、2位、3位をアンケートしてもらい、順位をつける、と言うものでした!笑
(ちなみに、私個人が記入した1位と3位が、後で発表された集計結果と見事に一致していました!1位の方は、誰がどう聴いてもダントツだと思えたのですが、私イチオシの2位が入らなかったのは残念でした…。やはり、私個人の感覚と、多数のみなさんが良いと思う感覚には、少しズレがあるのでしょうかね…?笑)
そして、なんと、そのコンサートの後の先生と生徒さん達の打ち上げにも参加させていただきました!!!
会場にはピアノが設置されているのですが、(しかもスタインウェイ!!)そこのピアノの椅子に、外国人のおじいちゃんが座っていました。
(運動不足のせいか、最近少し顔が丸くなってきましたね…お腹もぽっこりと...もうちょっと絞らねば…!)
このおじいちゃん、ピアノを少し触って音を出していたのですが、和音の響きがどう聞いてもクラシックではなくジャズだったので、「私もジャズピアノ弾けるんです~!」と声をかけてみたところ、そのおじいちゃん、やはりジャズピアノが弾けるみたいなのです。
話を聴くと、ジャズピアノは趣味でやっているのだとか。
「弾いてみて!」とお願いしたら、チャッ と弾いてくださいました!
へぇ~、結構上手!!
その後に私も、チャッ と演奏したところ、
「Wonderful!!!」
とそのおじいちゃんに言われ、そのあと2人で即興でジャズの曲を連弾したり、こんなかっこいいコードもあるんだよ~などと、教えあったりもしました!!
そしてものの見事にすっかり打ち解けて、仲良くなってしまいました笑
...。
あとで知ったのですが、その方、なんと、声楽の世界ではメチャメチャ有名な、凄い方だったのです!!!!!
ゲルハルト・カーリー さんという方なのですが、元ウィーン国立音大声楽科主任で、現在も様々な国で声楽を教えているそうです。
中嶋彰子さんにも声楽を教えたのだとか...!!
声楽界の超絶的な重鎮で、本来なら、絶対にこんなところに来てくださるような方ではないのだとか!
中嶋彰子さんの話によると、中国にて、目もくらむような大金を積まれたそうですが、断ったという逸話もあるそうです。
農楽塾のホームページに、この方のプロフィールがあったので、記載します!
以下、農楽塾のページから引用
テノール(曲解釈 / 技術)
ゲルハルト・カーリー
ウィーン国立音大、ならびヴェルディ音楽院にて声楽を学ぶ。1966年に主役級第一テノールとして、フォルクスオーバー、オーバーハウゼン、ザーブルッケン、ザルツブルク、インスブルックなどでキャリアを積む。その他オラトリオやリートの分野も得意とし、オーストリア国内はもちろん、ブラジル、カナダ、アメリカなど国際的な舞台でも活動の場所を広めた。1980年より指導者としてのキャリアを開始し、1986年ウィーン国立音楽大学声楽科主任教授に就任する。ベテラン・コーチとしてポーランド、フィンランド、イタリア、韓国、中国などの音楽大学やオペラハウスに招待されている。
…。
…そんな凄いお方に、私は気安く話しかけてしまったのですね……
無知というのは、本当に恐ろしいものです……
まあ、仲良くなれたので、それはそれで良しとしましょう!笑(^O^)
音楽に垣根はありませんから、音楽の良さというのは、世界共通です!!笑
打ち上げの最後に、生徒さん達から、今回お世話になった先生方への花束贈呈が行われました。
そこで、その花束贈呈の10分前くらいに、お酒を存分に楽しんでいた自分にいきなり、
「花束贈呈の時、誰もBGMできる人がいないから、タクマ君、お願い!!」
と言われてしまいました。
...?!!!
えっ、えっ、今俺超酔っ払ってるんですけど…!
しかも聴かせる相手は、声楽の世界の超重鎮達でしょ!?
…えええ~!!!
などとと考えている間に、花束贈呈の時間に。
仕方がないので、いつもの完全即興、というか、よく使うコード進行や手グセようなものを弾いて、その場をうまく切り抜けました笑笑
かなり酔っ払っていたので良く覚えていないのですが笑
ですが、とっさにスマホで録音しておいたので、後で聞いてみたところ、なかなかどうして、悪くないのです!笑
その時の演奏がこちら!
演奏直後に中嶋彰子さんやカーリーさんなどから、「ブラボー!!ブラボー!!」と言われたのが、今日イチで嬉しかったです笑
ほんっとうに嬉しかった!笑
もしかしたら、酔っ払っていた方が良い演奏ができるのかも??!
などと考えてしまった、そんな日でした!笑
そんな『農楽塾』を、当小倉園は協賛し、全力で応援いたしております!!!
今年の秋には、農楽塾主催のオペラコンサートがございますので、興味を持たれた方は、ぜひぜひお越しくださいませ!(^ワ^)
(今年は私もエキストラとして出られたらいいな~…)